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小林芳規著作集 第二巻

鎌倉時代語研究(下)

小林芳規著作集

◎国語学・仏教学・日本史学研究者必携書――『小林芳規著作集』第二卷刊行なる!

著者 小林 芳規
ジャンル 国語学(言語学)
国語学(言語学) > 総記・論集
シリーズ 小林芳規著作集
出版年月日 2022/01/20
ISBN 9784762936616
判型・ページ数 A5・570ページ
定価 17,600円(本体16,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

凡 例

高山寺經藏の鎌倉時代の典籍について
 一、鎌倉時代の典籍の總觀        
 二、鎌倉時代の典籍のヲコト點について
 三、定眞とその流における勸修寺興然等の敎學の受容
 四、明惠上人とその同行の典籍      
 五、明惠關係者以外の典籍    
 六、終りに

鎌倉時代の高山寺における外典の受容について
 一、はじめに
 二、高山寺藏の鎌倉時代書寫聖敎目錄とそこに所載の外典について
 三、現存本との關係           
 四、古目錄所載の外典の內容

高山寺藏定眞本とその國語資料としての價値
 一、鎌倉時代語資料としての定眞本
 二、定眞の經歷
 三、定眞本のヲコト點資料
 四、定眞本の片假名交り文文獻
 五、定眞の學問とその言語の特徴

明惠上人語錄高山寺藏「却癈忘記」鎌倉時代寫本の用語
  ――日本語の歷史・中世(昭和四十四年十二月號)の補訂・正誤に寄せて――
 「却癈忘記」の用語について
 補 訂(日本語の歷史・中世)

國語史料としての高山寺本古往來
 一、高山寺本古往來について
 二、漢字の用法と振假名との關係
 三、訓讀史から見た高山寺本古往來の文體
 四、國語音の諸問題
 五、漢字音の諸問題
 六、中世語法について
 七、語詞について

石淸水文書田中宗淸願文案に現れた藤原定家の用字用語について
 一、はじめに
 二、定家假名遣の使用
 三、撥音の「む」と「ん」との使い分け
 四、音便について
 五、漢文訓讀語の使用         
 六、中世語的言語事象

鎌倉時代語史料としての草稿本敎行信證古點
 一、日本語史における鎌倉時代語硏究の意義
 二、草稿本敎行信證について
 三、草稿本敎行信證古點の表記
     和語
     漢字音
 四、草稿本敎行信證古點の語法
     動詞
     副詞・連體詞・接續詞
     代名詞
     助詞
 五、訓法について
 六、終りに

金澤文庫藏本解脫門義聽集記の中世語について
 1、語法について
 2、音韻について

光言句義釋聽集記補註

名語記の口頭語について
 一、はじめに               
 二、名語記の文體
 三、引用部分に見られる用語の記述
 四、說明文の中に現れた口頭語

東國所在の院政鎌倉時代二文獻の用語
 一、はじめに
 二、中山法華經寺藏三敎指歸注の東國語の檢討
 三、日光輪王寺藏諸事表白の東國語の檢討
 四、三敎指歸注と諸事表白との東國語の異同

國語史硏究資料としての中山法華經寺本三敎指歸注
 一、中山法華經寺本三敎指歸注について
 二、表記についての諸問題
 三、國語音の諸問題
 四、漢字音の諸問題
 五、中世語について
 六、文章の性格
 七、東國語の檢討

千葉縣市川市在中山法華經寺文書に現れた中世語について
 一、はじめに
 二、字音についての諸事象
 三、國語音についての事象
 四、文法事象における中世語

訓點資料に現れた中世語について
 一、はしがき
 二、『假名遣及假名字體沿革史料』の摘記に見る中世語について
 三、古文孝經の諸訓點資料に現れた中世語について
 四、結びにかえて

猿投神社藏古文孝經建久六年點における地方語的性格
 一、はじめに
 二、猿投神社藏の鎌倉時代典籍について
 三、猿投神社藏古文孝經建久點における地方語的事象
 四、古文孝經の京都系點本における對應
 五、關聯事象と關聯資料による檢討
 六、結びにかえて

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内容説明

本册第二卷は、「鎌倉時代語硏究(下)」と題して鎌倉時代語硏究の主要資料について高山寺の典籍と當代の個別的資料とを取上げて考察した論考を收めた。(凡例より)

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