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築島裕著作集 第六巻  新刊

語彙・語釋・文法

築島裕著作集 第六巻

◎語彙・語釈に関する論考と築島説を随所に示した文法史の記述

著者 築島 裕
ジャンル 国語学(言語学)
国語学(言語学) > 総記・論集
シリーズ 築島裕著作集
出版年月日 2023/07/20
ISBN 9784762936265
判型・ページ数 A5・652ページ
定価 19,800円(本体18,000円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

凡 例

國語の語彙の變遷
  はしがき   
  一 和 語   
  二 漢 語   
  三 外来語   
  四 位相語   
  むすび

和訓の傳流 
   
日本書紀古訓中に残存する古語 
      
訓點語彙と和文語彙

訓點資料の語彙 ―殊に平安初期訓點語彙の性格について―
  一 はじめに         
  二 方法について        
  三 訓點語彙の古形と新形
  四 古形の部分的殘存     
  五 終わりに

訓點語彙小見

『本草和名』の和訓と『醫心方』の萬葉假名和訓

平安時代の訓點資料に見える「和文特有語」について 
     
訓點語彙編纂の構想

漢文訓讀語と語源 
                           
國語史上の訓點語彙

日本語の數詞の變遷

源氏物語の漢語の一性格 
                     
和語と漢語

ツンザクとヒツサグとの語源について  
               
(質問箱)「アバタ」の語源

定家本古今和歌集の本文の一側面
   ―「したてるひめとは/あめわかみこのめなり」をめぐつて―

訓點語彙の歴史的變遷の一側面 
   ―「アナヅル」「ミダレガハシ」「ウツクシム」「ノムド」など―
   
「おそる」「おそらく」小考 ―平安時代の漢文訓讀語と現代語との關聯―

訓點資料の「オボシメス」 

古訓點語彙小考 ―「ずたずた」の語史をめぐって―

尊敬を表す「シメタマフ」の成立について
              
「おほん」か「おん」か

尊敬語タマフの系譜   
                        
源氏物語の尊敬語「ます」をめぐつて 
     
(古典解釋のための助動詞)なり・り・らし・ごとし  
        
文法史についての諸問題

中古の文法
  一 総 説  
  二 語 論
  三 文 論

伊勢物語の解釋と文法上の問題點

漢文訓讀文の文法
  一 序 言          
  二 代名詞           
  三 陳述副詞
  四 動 詞          
  五 助動詞           
  六 助 詞

(學風と學問)大槻文彦『廣日本文典』

橋本文法
  一 橋本進吉博士の文法研究文獻        
  二 「橋本文法」に關する從來の研究
  三 『國語法要説』―文と語と「文節」―    
  四 『國語法要説』―語の活用―
  五 『國語法要説』―品詞の分類―
  六 「國語の形容動詞について」と「助動詞の分類について」
  七 「連文節」の提唱             
  八 教科書への適用
  九 上代語の研究と活用形           
  十 おわりに

句とは何か―零記號の辭、文節

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内容説明

本第六巻は、「語彙・語釋・文法」と題して、内容を、語彙論(一般・数詞・漢語)、語釈(一般・敬語・助動詞)、文法史に関するもの、文法理論の解説に類分けした上で、それぞれの類の中では大略旧稿発表順に掲載した。
厖大な和文語・訓点語の蒐集に基づく語彙・語釈に関する論考は、多くの研究者に驚嘆と羨望をあたえた。特に訓点語の蒐集は古社寺の原本調査に直接基づくものも多く、その原本は容易に閲覧することは出来ない。『訓点語彙集成』全8巻・別巻1(汲古書院、2007~2009年刊)は、築島博士のいわば「種本(資料)」を公開した、という側面も持つ。本書所収の「訓点語彙編纂の構想」は、『訓点語彙集成』刊行の10年ほど前に書かれたものであるが、見出し語の基準や語彙の採録範囲の解説など、訓点語関係の索引を編む際の指針となるものである。
築島博士は訓点研究の業績が顕著であるため、他の分野の論考は見落されがちであるが、本書所収の古代語の文法に関する論考には、多くの新解釈すなわち築島説が随所に記されている。これらは昭和30年代・40年代に執筆されたものが多い。論文発表後に取り上げられ検討された説もあるが、これら築島説の追認と再検討が求められる。

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