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江戸古典学の論

江戸古典学の論

「古典」とは何か――江戸時代の豊かで多彩な古典享受の営みを幅広い視野によって明らかにする

著者 鈴木健一
ジャンル 日本古典(文学) > 近世文学
出版年月日 2011/12/20
ISBN 9784762935855
判型・ページ数 A5・546ページ
定価 13,200円(本体12,000円+税)
在庫 在庫僅少
 

目次

序論
第一部 江戸古典学と文学史
第一章 注釈書の江戸時代
第二章 江戸の文学用語――二重写しするまなざし
第三章 和歌史及び古典学における中世と江戸時代
第四章 十七世紀の文学――その多様性
補論 安土桃山という時代
第五章 「詩歌の近代」前史――江戸詩歌から展望して
第二部 和歌・漢詩の諸問題
第一章 歌題の江戸的展開
第二章 類題和歌集における「蛙」題の展開
第三章 『類題現存歌選』をめぐって
第四章 林羅山の文学活動
第五章 詠史詩覚書
第三部 詩歌の古典学
第一章 江戸時代における大伴家持像
第二章 『古今集』仮名序の江戸的享受
第三章 年内立春歌の転生           
第四章 『古今集遠鏡』の注釈方法
第五章 江戸時代における『和漢朗詠集』の作品イメージ
第六章 江戸時代の和歌と西行――和歌・道心・絵画――
第七章 実朝「あられたばしる」歌の享受をめぐって
第四部 物語の古典学
第一章 『勢語図説抄』『伊勢物語添注』『伊勢物語箋』
第二章 『伊勢物語』二十四段の「かこと」の解釈をめぐって
第三章 源氏享受の多層構造
補論 『誹風柳多留』の源氏享受       
第四章 『源氏物語』夕顔巻と江戸時代の和歌
第五章 『源氏物語』若紫巻の絵画と和歌    
第六章 『源氏物語』末摘花巻の絵画と和歌
第七章 『源氏物語』夕顔巻――江戸の散文へ  
第八章 江戸漢詩が詠んだ赤間が関・壇の浦
第九章 「静姫怨」考
初出一覧・後 記・索 引・英文要旨   

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内容説明

【序論より】

本書は、江戸時代の文学史的展開、和歌・漢詩、古典享受について扱った論を主として収め、四部二十六章から成る。大体の内訳としては、第一部が文学史的展開、第二部が和歌・漢詩、第三・四部が古典享受を論じたということになる。書名となっている「江戸古典学」について定義をしておくと、狭義には注釈などの古典学(もしくはそれについて研究すること)だが、広義には前代までの作品表現や美意識を基盤とする重層的な文学表現(もしくはそれについて研究すること)であり、本書では多く広義の意味でのそれがなされていると言える。

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