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記紀皇統譜の基礎的研究

記紀皇統譜の基礎的研究

「記紀」共通系譜の異同を明示し、古代皇統譜研究に新たな資料を提供する

著者 荊木美行
ジャンル 日本史
日本史 > 古代
出版年月日 2011/03/10
ISBN 9784762942099
判型・ページ数 A4・234ページ
定価 4,400円(本体4,000円+税)
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

本書は、これまで著者が発表してきた、古代の皇統譜や氏族系譜に関する史料研究を大幅に増補・改訂したものである。第四章「記紀皇統譜の比較研究」では、記紀ともに掲載のある神武天皇から推古天皇に至る系譜について両書の異同を明示し、記紀の系譜をわかりやすく比較・対照できる竪系図を収録した。

 

【内容目次】

  第一章 古代史料としての皇統譜

    一、皇統譜の歴史

二、『古事記』しるされた皇統譜

三、『日本書紀』の「系図一巻」

四、『続日本紀』と皇統譜

    五、皇統譜の史料的価値

   〔附〕古代天皇一覧(初代神武天皇~第五十代桓武天皇)

〔代数・追号・名・別称・父・母・誕生・即位・在位・崩御

(宝算)・陵号(所在地)を表記〕

  第二章 『日本書紀』「系図一巻」をめぐって

    はじめに―『日本書紀』の撰進と「系図一巻」―

一、「系図一巻」の内容

二、「系図一巻」の記載と本文の関係

『日本書紀』本文における「某の―世孫」の記載/

仲哀天皇五世孫の倭彦王について

三、「系図一巻」の散逸時期をめぐって

四、「系図一巻」の散逸事情

  第三章 継体天皇と皇統譜

   第四章 記紀皇統譜の比較研究

    「記紀系譜対照表」

(『古事記』・『日本書紀』がともにしるす、神武天皇から

 推古天皇に至る系譜的記載を、縦系図に復元)

   『古事記』系譜復元関係記事一覧

    『日本書紀』系譜復元関係記事

    『上宮記』(『釋日本紀』)巻十三 述義九 

                    第十七 男大迹天皇条より抜粋)

    『上宮聖徳法王帝説』

  附論Ⅰ 史料としての『新撰姓氏録』

  附論Ⅱ 『新撰姓氏録』における「神別」の分類

  附論Ⅲ 賀茂季鷹旧蔵『新撰姓氏録』について

                      ――新出の建武二年系写本の紹介――

      賀茂季鷹旧蔵本の概要/私蔵本の特色/

            むすびにかえて―建武二年系と延文五年系の優劣―

  あとがき

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