
目次
第一部 本文篇 凡例 第一 第七 第十二 第十四 第十六 第十七 第十八 第十九 第二十
本文篇引用書書籍一覧
第二部 佚文篇 佚文について 古記録等篇 『家秘要錄』『天變地妖記』編
『天地瑞祥志』解説(水口幹記)
跋 (水口幹記)
校注者紹介/索 引
内容説明
【「序」より】(抜粋)
本書は『天地瑞祥志』初の全編翻刻・校注本である。『天地瑞祥志』は、七世紀に成立した天文や瑞祥に關する佚存書である。 現在は、 全二十巻のうち、 約半數の九巻が殘る。 成立地や成立背景について、未だ議論が續く書物でもある。詳細は本書解説を參照いただきたい。
本書では、全體を二部に分け、第一部は現存最古である前田育徳會尊經閣文庫所藏の江戸時代寫本を底本とした『天地瑞祥志』の翻刻・校注であり、第二部では各種史料に殘存する『天地瑞祥志』の佚文を集めた。第一部ではで原文を翻刻した。その際、可能な限り尊經閣文庫本の文字をそのままの形でおこすことを心がけた。②以降は正字表記とし、②では文字の修正や句讀點等を附して文章を整え、③では訓讀をほどこした。④では『天地瑞祥志』本文の出典を博捜し、關連文章や表記を提示した。時には④で提示した文章により②の本文を修正している。ただし、②④で文字が違っていても、修正しなくても意味が取れて讀み下せる場合は、原文を尊重し、修正をしていない。また、『天地瑞祥志』は文章だけでなく、圖像や呪符が収載されており、それらも全て掲載している。本書ではほかに、解説・索引を収載している。
本書の翻刻・校注作業は天地瑞祥志研究會が行った。そのうち本書執筆に關わったのは、研究會代表の水口幹記のほか、椛島雅弘・佐々木聰・佐野誠子・清水浩子・洲脇武志・髙田宗平・髙橋あやの・田中良明・名和敏光・深澤瞳・松浦史子・山崎藍・山下克明である。本書により『天地瑞祥志』の持つ不思議な魅力に氣づき、興味を持ってくださる方が増えることを願っている。
『天地瑞祥志』翻刻・校注 凡 例(抜粋)
【原文】
一、底本には前田育德会尊經閣文庫所藏『天地瑞祥志』(以下、尊本)を用いる。
二、底本は文章の改行に無秩序な箇所があるが、讀者の便を圖り、引用書や文脈により適宜段落を設け、各々に01、02、……と番號を付して①に記した。底本は鈔本であり、行書體や筆寫特有の字體を含むが、適宜楷書化した。
【校訂】
一、①に示した原文を適宜正字に改め、句讀點などの記號を付したものを②に記した。略字・異體字については、「日」と「曰」、「弖」と「氐」、「文」と「父」、「大」と「太」などの鈔本に多く見られる字形が混同される文字や、その字形が甚だしく相違する場合以外は、特に斷りなく改めている。
【訓讀】
一、②の文章を訓讀し、③に記した。
【注釋】
一、關連資料は③の右傍に(一)(二)……と付し、④に提示した。
一、④には、關連資料の書名、篇名と本文を記し、『天地瑞祥志』本文と對應する箇所に傍線を付している。また、引用箇所に注釋が付いている場合、本文中に(1)(2)の番號を付して、本文の後に併記した。




