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日本書紀〈神代巻〉を読む

―富山に祀られる神々―

日本書紀〈神代巻〉を読む

『日本書紀』・『古事記』読解の入門書!

著者 皇學館大学記紀研究会
富山県神社庁教化委員会教学部会
ジャンル 日本史 > 古代
出版年月日 2009/08/10
判型・ページ数 A5・284ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

本書は、『日本書紀』巻第一・二、神代上下の現代語訳である。現代語訳では、まず本文の訳を掲げ、つぎに一書のそれを掲げた。参考のため、各章の『日本書紀』の現代語訳のあとに、当該部分の『古事記』の訳文を掲出した。『日本書紀』になく、『古事記』にのみ記載のある大国主命の物語については、『古事記』の現代語訳をもって独立の一章(第七章)とした。また、各章末に解説を付した。

 

【内容目次】

序章 『日本書紀』への誘い(荊木美行)

書物としての『日本書紀』/日本書紀か日本紀か/『日本書紀』の成立

/『日本書紀』の材料/構成と内容/『日本書紀』の「系図一巻」/

神代巻について/これからの書紀研究

第一章 天地のはじまり

『日本書紀』巻第一 神代上 第一段

『日本書紀』巻第一 神代上 第二段 

『日本書紀』巻第一 神代上 第三段  

『古事記』上巻 天地の初め

第二章 国生み

『日本書紀』巻第一 神代上 第四段  

『古事記』上巻 淤能碁呂島/二神の結婚/大八島国

第三章 神生み、そして黄泉国訪問

『日本書紀』巻第一 神代上 第五段 

『古事記』上巻 神々の生成/火神被殺/黄泉国/禊祓と神々の化生/

 三貴子の分治

第四章 誓約(うけい)

『日本書紀』巻第一 神代上 第六段  

『古事記』上巻 須佐之男命の昇天/天安河の誓約

第五章 天石窟

『日本書紀』巻第一 神代上 第七段  

『古事記』上巻 須佐之男命の悪態/天石屋戸隠れ/五穀の起源

第六章 八岐の大蛇

『日本書紀』巻第一 神代上 第八段  

『古事記』上巻 大蛇退治/須賀宮/須佐之男命の系譜

第七章 大国主神(『古事記』のみ)

『古事記』上巻 因幡の素兎/八十神の迫害/根の国/沼河比売への求婚

/須勢理毘売の嫉妬/大国主神の系譜/少名毘古那神/大年神の系譜

第八章 天孫降臨

『日本書紀』巻第二 神代下 第九段 

『古事記』上巻 天菩比神の派遣/天若日子の派遣/阿遅志貴高日子根神

/建御雷神の派遣/出雲の国譲り/邇邇藝命の生誕/天孫降臨/

天宇受売と猿田毘古/木花之佐久夜毘売

第九章 海幸彦・山幸彦

『日本書紀』巻第二 神代下 第十段  

『日本書紀』巻第二 神代下 第十一段 

『古事記』上巻 海幸彦と山幸彦/火照命の服従/豊玉毘売命の出産

附録①『古事記』序文

『古事記』序文 古伝承と歴代の事績/天武天皇と古事記撰録/

元明天皇と古事記の献上

附録②『日本書紀』の写本と注釈―読書史をたどる―(遠藤慶太)

 一、日本書紀の写本 卜部本系の写本―弘安本と乾元本/

   印刷された日本書紀―寛文板本への流れ/

   古本と呼ばれる写本―田中本・岩崎本・前田家本

 二、日本書紀の注釈 古代の注釈―明経道・文章道/

   中世の注釈―両部神道・卜部氏/

近世の注釈―谷川士清・河村秀根/現在のテキストと注釈

附録③富山県内神社祭神表

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