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寧波の水利と人びとの生活

寧波の水利と人びとの生活

◎『東アジア海域叢書』第13回配本 第9巻

著者 松田吉郎
ジャンル 東洋史(アジア)
東洋史(アジア) > 総記・論集
シリーズ 東アジア海域叢書
出版年月日 2016/10/28
ISBN 9784762929496
判型・ページ数 A5・340ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序 松田吉郎

它山堰水利と稲花会……………………松田吉郎
樓异と広徳湖……………………………小野 泰
広徳湖水利と廟・宗族…………………松田吉郎
東銭湖水利と廟…………………………松田吉郎
水の娯楽――寧波の例――……………松田吉郎
建国後の寧波の水利……………………南埜 猛
ダム建設からみた寧波の水利開発……南埜 猛
呉錦堂と杜湖・白洋湖の水利事業……森田 明

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内容説明

【序より】(抜粋)

 本巻『寧波の水利と人びとの生活』は港湾都市寧波の水利と人びとの生活を歴史的に明らかにしようとするものである。本巻も科研寧波プロジェクトの研究成果の一である。科研「水利班」のメンバーは松田吉郎、本田治、神吉和夫、南埜猛の四名で構成され、二〇〇五年度から二〇〇九年度まで寧波調査を行なった。寧波水利の文献史料を収集するとともに、現地で得られた統計資料及び聞き取り調査資料に基づいて本巻は作成された。本田・神吉の両氏は事情により、本巻では執筆されなかったが、新たに小野泰、森田明が執筆に加わった。寧波は海港都市として古代から国内外交通の要衝として栄え、水の都としての産業・生活・文化があった。本巻は寧波の歴史を防水、治水、利水、親水の方面から考察しようとするものである。寧波地域を它山堰水系、広徳湖水系、東銭湖水系、明州城内の月湖に分けて、歴史的に考察するとともに、新中国以後の寧波の水利とダム灌漑について考察する。さらに、近代の華僑呉錦堂による寧波市慈溪県杜湖・白洋湖改修、兵庫県神戸市小束野開発を明らかにする。

 本巻『寧波の水利と人びとの生活』は唐代から現代にいたる寧波の水利事業を地方政府(官僚)・地主・華僑による水利建設と、人々がその施設を運営・利用し、農業生産等を行い、生活する実態を考察したものである。水利の防水、利水のみならず娯楽、信仰、日中の水利交流の面を明らかにした。

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