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敦煌文書にみる学校教育

敦煌文書にみる学校教育

唐末五代における敦煌の学校および規範教育の様相を明らかにする。

著者 伊藤 美重子
ジャンル 東洋史(アジア) > 魏晋隋唐
出版年月日 2008/12/10
ISBN 9784762928536
判型・ページ数 A5・380ページ
定価 9,900円(本体9,000円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

唐末五代における敦煌の学校および規範教育の様相を明らかにする。

 

【内容目次】

序 池田 温     

第一部 敦煌の学校と学生―「学郎題記」をめぐって

はじめに―「学郎題記」とは

第一章 敦煌のさまざまな学校

第一節 唐朝統一期の学校

第二節 吐蕃統治期の学校

第三節 張氏帰義軍節度使統治期の学校

第四節 曹氏帰義軍節度使統治期の学校

第二章 敦煌の学校教材

第一節 唐制での地方学校

第二節 敦煌の学校教材の傾向

第三章 敦煌の学生たちの詩―「学郎詩」

第一節 学郎詩一覧     

附:「学郎詩一覧リスト」

第二節 学郎詩にみる学生生活

第二部 敦煌の規範教育  童蒙教訓書の世界

はじめに―「童蒙教訓書」とは

第一章 総合的教訓書「太公家教」

第一節 「太公家教」の識語にみる学校

第二節 「太公家教」と「村学

第三節 「太公家教」の内容の検討       

第四節 「太公家教」の対象とする人々

第二章 庶民教育「新集厳父教」

第一節 鈔本と識語について          

第二節 原文と日本語訳

第三節 内容の検討

第三章 士人教育「百行章」

第一節 先行研究   

第二節 鈔本について  

第三節 内容の検討

第四節 記述の特徴―「故云」「是以」     

第五節 杜正倫について

第四章 婦人教育「崔氏夫人訓女文」と「齖歯可新婦文」

第一節 「崔氏夫人訓女文」の先行研究と鈔本  

第二節 「崔氏夫人訓女文」の内容の検討

第三節 「齖歯可新婦文」と「齖歯可書」        

第四節 「齖歯可新婦文」の先行研究と鈔本

第五節 「齖歯可新婦文」の構成と内容    

第六節「崔氏夫人訓女文」と「齖歯可新婦文」との関連

第五章 教訓的類書「新集文詞九経抄」

第一節 「新集文詞九経抄」概観        

第二節 「老子」の引用例について

第三節 「荘子」の引用例について

第六章 書儀を通じた規範教育―「凶書」にみる「孝」

第一節 人の死にまつわる手紙「凶書」とその用語 

第二節 お悔やみの手紙「吊書」と「吊孝」

結  語  主要参考文献・あとがき

 

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