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大学聴塵 清原宣賢漢籍抄翻印叢刊 第一巻

大学聴塵 清原宣賢漢籍抄翻印叢刊

我が国屈指の碩学、 清原宣賢の著作を広く日本学・中国学研究者に提供する

著者 四書註釈書研究会 編著
ジャンル 総記・書誌 > シリーズ
中国古典(文学) > 日本漢文学
中国思想・哲学
国語学(言語学)
日本古典(文学)
シリーズ 清原宣賢漢籍抄翻印叢刊
出版年月日 2011/10/01
ISBN 9784762914027
判型・ページ数 B5・464ページ
定価 22,000円(本体20,000円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

清原宣賢(一四七五~一五五〇)は、我が国の中国古典の咀嚼における、清原家家学の重みと輝きを象徴する人物である。明経の宗家として儒教典籍を伝承した学問の集大成であるとともに、宋元明の新儒学を吸収して、江戸期に展開する礎となっている。その学問の範囲は広く和漢に及び、残した資料は数多い。ただ、家法の伝授と講述とによる伝本の有り様は、決して一様ではない。とりわけ、抄物と呼ばれる資料群は、転写が転写を生んで伝わった。その一本一本が宣賢の影響力を示すものであるが、一方において宣賢の学問に向き合うためには、講述の手控、聞書をはじめ、諸稿本を精査し、研究の基礎資料を整えることが必要不可欠である。

 今般、『大学聴塵』を翻印刊行するのを契機に、宣賢の漢籍抄のうち、良質の底本を選び、それを翻印して刊行することを企画した。中国学のみならず、日本漢学・国語学・国文学・日本思想史・書誌学等、 諸分野の研究に資するものにしたい。名付けて「清原宣賢漢籍抄翻印叢刊」とする。

 

【本叢書の特色・意義・構成】

◆中国学・日本漢学研究の第一人者による待望の企画。中国古典学はもとより、広く日本学研究の進展に大きく寄与する出版である。

◆良質の底本に拠り忠実に翻印し、漢文(経文・伝文・注文等)の訓点(ヲコト点)に従って訓読文を示すとともに、底本を影印して附載して、研究の基礎資料の要件を備える。

◆翻印には脚注を付して、清原宣賢の講述を支える学問の特質を明らかにし、資料読解の手引きとする。

1大学聴塵 大島 晃他担当   影印之部(カラー一六〇頁)・翻印之部(三〇四頁)(大東急記念文庫所蔵)〔第一回配本〕ISBN978-4-7629-1402-7

2中 庸 抄 大島 晃他担当  〔第二回配本〕 ISBN978-4-7629-1405-8

3礼 記 抄 戸川芳郎担当   (京都大学附属図書館清家文庫所蔵)〔第三回配本〕

ISBN978-4-7629-1408-9

4長恨歌並琵琶行秘抄 河野貴美子担当 (京都大学附属図書館清家文庫所蔵)〔第四回配本〕

ISBN978-4-7629-1409-6

5三略秘抄 大島 晃・町 泉寿郎担当  (京都大学附属図書館清家文庫所蔵)〔第五回配本〕

ISBN978-4-7629-1410-2

6・7蒙求聴塵 佐藤 進・長尾直茂・河野貴美子担当 (慶應義塾図書館所蔵)〔第六・七回配本〕

ISBN978-4-7629-1413-31416-4

8~10論語聴塵 橋本秀美 他担当 (蓬左文庫所蔵)〔第八~十回配本〕

ISBN978-4-7629-1419-51422-51425-6

【第二期刊行予定】

 易学啓蒙抄/左伝聴塵・春秋左伝抄/漢書抄/六韜秘抄

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