ホーム > はじめての漢籍

はじめての漢籍

はじめての漢籍

漢籍の宝庫-東京大学東洋文化研究所図書室が一般読者・図書館員におくる漢籍を知るための入門書

著者 東京大学東洋文化研究所図書室
ジャンル 総記・書誌
総記・書誌 > 単行本
出版年月日 2011/08/04
ISBN 9784762928994
判型・ページ数 4-6・210ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに(羽田 正)
漢籍とは? ……………………………………………………………… 大木 康
漢籍を読む ……………………………………………………………… 齋藤希史
初心者向け四部分類解説 ……………………………………………… 橋本秀美
工具書について ………………………………………………………… 平勢隆郎
東京大学総合図書館の漢籍について ………………………………… 大木 康
東京大学文学部漢籍コーナーの漢籍について ……………………… 石川 洋
東京大学東洋文化研究所の漢籍について …………………………… 小寺 敦
あとがき(三浦圭子)

このページのトップへ

内容説明

本書は、全国の図書館において読者・図書館員の利用希望が多いにもかかわらず、周知・利用方法の対応が遅れている「漢籍」の紹介・分類整理について、図書館員・図書に関心を持つ一般読者を対象に、東京大学東洋文化研究所図書室が企画し行った公開講座記録です。講師には、漢籍を知り尽くした教授陣。図書館員にとっては、漢籍整理の実務手引書となります。

日本の古代から江戸時代の終わりまで、学問といえば「漢籍を読むこと」でした。ところが今では漢籍という言葉さえ忘れられつつあり、その取り扱い方は専門的な知識・技能となりました。そのような

中で、全国の図書館に蓄積された漢籍の《整理と利用》は急務となっています。

本書は、日本文化の神髄をなす漢籍の奥深さを知り、また、分類整理の手引書として一般読者・図書館員を知の宝庫―漢籍の世界―に誘う一冊です。

 

いま漢籍がおもしろい

「漢籍」というと難しい漢字で書かれた難解な書物というのが一般のとらえ方です。ところがこの漢籍と漢籍にまつわる知識は、われわれの身近なところに沢山あります。たとえば、今日、日常的に使っている「大器晩成」という諺は、中国の大昔の墓から出土した木簡・竹簡に書かれた『老子』という書物に見る事ができます。そこには少し文字が異なり「大器曼城」とあります。「大器晩成」は、長い年月をかけ大成するという意味ですが、「大器曼城」は、大器というものは成らない、完成しないからこそ大器であるという意味になります。また、本を一冊、二冊と数える「冊」という字は、古代中国の木簡・竹簡をひもで綴じた形に由来し、○○全集の第一巻、第二巻と数える「巻」も、やはり木簡・竹簡を読むときには広げ、読まない時には「巻きす」のように巻いて保管したところからきています。

このように、現代の日常生活のさまざまなところに存在している漢籍とその周辺の知識は、われわれに豊かな時間を与えてくれます。

 

 

 

このページのトップへ