
◎吾妻重二先生のご退任を記念し、受業生25名の論考と吾妻先生「研究の歩み」を付した記念論集なる!
| 著者 | 吾妻重二教授退休記念論集刊行委員会 編 |
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| ジャンル | 中国思想・哲学 中国思想・哲学 > 総記・論集 日本漢学 |
| 出版年月日 | 2026/01/23 |
| ISBN | 9784762967597 |
| 判型・ページ数 | A5・564ページ |
| 定価 | 15,400円(本体14,000円+税) |
| 在庫 | 在庫あり |
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目次
張載「知」論の解釈の困難と問題意識――「知」の発生と致知の工夫から 呉 瑤(二ノ宮聡 訳)
朱子の「感物」思想 ……………………………………………………‥…… 江俊億(山田明広 訳)
朱子の「五行」論 ……………………………………………………………… 王 鑫(榧木亨 訳)
南宋道学の中央政治に関する思想と行動――王安石評価を手がかりに … 晋 誼
Ⅱ 諸学の展開――兵学/相学/天文学/楽学/楚辞学
古代中国兵学の「地の利」にまつわる占術理論について ………………… 椛島 雅弘
『太白陰経』鑑才篇と相術 …………………………………………………… 佐藤 実
『天原発微』、『天原発微辨正』成書考 ……………………………………… 髙橋あやの
汪紱による楽学研究序説 ……………………………………………………… 榧木 亨
王闓運『楚詞釈』初探――清末湘学における『楚辞』解釈についての考察 井澤耕一
Ⅲ 交融する思想・文化――日本/朝鮮/ベトナム/琉球
室町中期における春秋学の受容――桃源郷仙『史記抄』を中心に ……… 陳 路
麗末鮮初における雪庵の書法の盛行 ………………………………………… 康佳琦(二ノ宮聡 訳)
ベトナムの「家訓」文献から見た儒教的女子教育理念 …………………… 佐藤トゥイウェン
近世琉球における「礼」の役割について――蔡温の思想を中心に ……… 劉書鈺
Ⅳ 受容と交渉の諸相――近世日本江戸期
山崎闇斎『小学本註』版本考 ………………………………………………… 王若翰(榧木亨 訳)
「敬而遠之」――江戸儒学における鬼神論の形成と変遷 ………………… 傅錫洪(晋誼 訳)
儒教的貞節観の日本的受容――『本朝列女伝』に見る貞女節婦像 ……… 任夢渓
『繫辞答問』における東条一堂の「大極」論 ……………………………… 李 瑩
藤澤東畡の碑文における典故の役割――「田中右馬三郎墓」碑銘を通して 松井真希子
「修史」から「攘夷」へ――後期水戸学派の思想伝承と転換 …………… 張 陽(髙橋あやの 訳)
『家礼』と近世天皇の葬送儀礼 ……………………………………………… 松川 雅信
Ⅴ 世界の中の東アジア――近代
トクヴィル、福沢諭吉と「停滞の中国」像 ………………………………… 陳暁傑
『東西文化及其哲学』の再考――形而上学をめぐって …………………… 韓 莉
井上哲次郎と朱謙之による日本陽明学派研究の再検討 …………………… 戴森宇(松井真希子 訳)
藤塚鄰の生涯と研究活動 ……………………………………………………… 李暁辰
「東洋倫理学」という構想――遠藤隆吉「容貌態度論」のゆくえ ……… 橋本 昭典
吾妻重二教授略歴/吾妻重二教授業績一覧
研究の歩み――中国思想研究・文化交渉学 ………………………………… 吾妻 重二
あとがき/執筆者・訳者紹介
内容説明
【まえがき より】(抜粋)
本論文集は、吾妻重二先生が令和八年三月をもって関西大学教授をご退任されることを記念して、先生の講筵に連なった受業生による最新の論考を編纂し、『中国思想と文化交渉』と題して一書としたものである。(中略)
第一部は「宋代の思想」として、難解な宋学の思考を読み解く四篇を収める。(中略)
第二部は「諸学の展開」として、占い、天文、音楽、楚辞に関わる五篇を収める。(中略)
第三部は「交融する思想・文化」として、東アジア諸地域の学的交渉を描いた四篇を収める。(中略)
第四部は「受容と交渉の諸相」として、江戸漢学を扱う七篇を収める。(中略)
第五部は「世界の中の東アジア」として五篇を収める。(中略)
以上のように、本書収録論文はテーマが多様であることはもちろん、時代、地域も幅広い。しかし、そこに一貫するのは、吾妻先生が切り拓いてこられた思想・文化の交渉という学問的視点である。本論文集が吾妻先生の退休を記念するとともに、斯学発展の一助となることを祈念したい。





